前庭性片頭痛

前庭性片頭痛

片頭痛の発作時に周りがぐるぐる回っている場合、前庭性片頭痛の可能性があります。片頭痛には様々な種類があり、全てを明確に区別することは容易ではありませんが、前庭性片頭痛と他の種類の片頭痛について、主な違いを理解しておくことは、より正しい対処法を取ることに役立つでしょう。

前庭性片頭痛とは?
数分、数時間、または数日続く、日常生活に支障が出る程度の強いめまい発作が特徴です。音や光への過敏や、閃輝暗点がめまいの前兆として出現することもあります。但し、通常の片頭痛によく起こる種類の頭痛にはならずにめまい発作になる可能性があるので、注意が必要です。

前庭性片頭痛の症状
前庭性片頭痛の主な症状は以下の通りです。
1.ふらふらするなど回転性めまいのような症状
2.頭の片側にズキズキする頭痛がある
3.音や光などに過敏
4.動作への過敏(頭を急に動かすなど)
5.前兆のある片頭痛によくある視覚的前兆がある

その他、耳鳴りとか耳が聞こえにくいといった耳の症状を伴うことがあります。但し、難聴はメニエール病の症状であるため注意が必要です。また、一部の症状は一過性脳虚血発作(TIA)という脳卒中の前触れ発作の症状と重複する場合があります。実際、これらの症状が同時に起こる可能性もありますので、正確な診断のためには病院やクリニックで検査を行う必要があります。

前庭性片頭痛の原因
前庭性片頭痛の原因はまだはっきりとは解明されていませんが、家族性であることは明らかとなっています。例えば、親兄弟が前庭性片頭痛の場合、ご自身も前庭性片頭痛になる可能性があります。片頭痛自体も家系内発症例が多いため驚くべきことではありません。

前庭性片頭痛と食物
前庭性片頭痛の症状を緩和するために重要な、内耳のリンパ液を安定させるため、食物と水分の摂取量を均等にすることが重要です。1日の中で規則正しい時間に食事を取り、砂糖や塩分の多い食べ物や飲み物を避けることも重要です。人によってはチョコレートが片頭痛の誘因になるので、チョコレートを避けるのも良いかもしれません。また、アルコールやタバコは前庭性片頭痛の症状を緩和するのに全く役に立たないため、避けた方が良いです。 対処法として知られるカフェインも、人によっては片頭痛の誘因になる可能性がありますので注意が必要です。

前庭性片頭痛の完璧な治療法はありませんが、頭痛発作記録をつけることで、発作を引き起こす可能性のある潜在的なリスク要因を特定し、コントロールしていくことはできます。引き続き、頭痛ろぐの記録を続けていただければと思います。いつもご利用ありがとうございます。

 

Jenny from Migraine Buddy
Love

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